春日井市の後藤歯科医院

早いうちから矯正を始める意味

当院では、矯正は歯並びを整えるためだけに行うのではなく、正しい姿勢や噛む力、生活習慣など、お子さんが健やかに成長するためのツールのひとつだと考えています。また、歯並びが悪いことでむし歯や歯周病のリスクも高まるため、将来のためにも早いうちに矯正治療を行うことをおすすめしています。

近年、顎の小さいお子さんが多いこともあり、歯並びの悪いお子さんが増えています。それに伴い、永久歯に生え変わる前に行う予防的な意味での矯正の需要が高まっています。この矯正はお子さんの成長を利用して顎を広げながら行うので、歯を抜く必要がありません。そのため、従来の矯正と比べると、患者さんの負担が大きく軽減されます。

当院で行っている予防矯正

当院の小児矯正では、お口まわりの筋機能を鍛える「ムーシールド」や「T4K」といったマウスピース型の予防矯正を行っています。さらに、健康な身体づくりのために、普段から口まわりや顔の筋肉を使うための指導や、口呼吸ではなく鼻呼吸をする練習を促すといったことも行っています。

ムーシールドについて

T4Kとムーシールドの予防矯正の流れと費用(※費用はすべて税抜)

当院の小児矯正で多く採用している、マウスピース型矯正装置です。日中１時間程度と就寝時の装着で筋機能が強化され、歯列を誘導していきます。

1お子さんの歯並が気になる方はまずお電話にてご連絡ください。

治療内容や費用等詳しい内容を聞きたい場合は相談で来院いただきます。
※来院いただいてご説明させていただく場合3,000円

2ご相談を受けた後、型取りとレントゲン撮影を行い、診断を行います。

※10,000円（税抜）

3矯正装置を選んでいただきます。

※1装置につき30,000～50,000円（税抜）
※使用状況によっては、数回の交換が必要となることがあります。

4使い方と1ヶ月のカリキュラムの説明を行い、装置と一緒にお渡しします。

当院では、装着した時間を毎日記録していただいています。

5月に1度ご来院いただき、経過の確認とトレーニングを行います。

※1回3,000円（税抜）

なお、より大きく顎を拡大する必要があると判断したお子さんへは、拡大床や急速拡大床を使用する場合もあります。

T4K矯正を行う期間について

通常、小学校低学年頃から、永久歯が生え揃う高学年頃にかけて行います。使用する矯正装置は、顎の成長に合わせてその都度交換していきます。早ければ早いほど効果があるので、幼稚園の頃から始めても問題ありませんが、その場合は装置の交換も通常より多くなります。

T4Kでより効果的な治療を行うために

短い時間とはいえ日中の装着が必要なT4Kは、お子さんに任せると続かないことが多いため、親御さんのご協力とお子さんのやる気が必要不可欠です。親御さんやご家族が上手に声かけをしてあげるようにしましょう。

また、T4Kの治療では、自分で鼻呼吸をする癖をつけさせることも大事な目的となっています。そういったことからも、日中の装着を怠らないように気をつけてあげてください。

お子さんの矯正治療が増えています

食生活の変化に伴い、顎が十分に発達せず、小顔のお子さんが増えています。顎が小さいと歯がうまく並ばなくなるため、矯正治療が必要なお子さんが以前よりも増加しています。

また、歯並びは食生活だけでなく、姿勢の悪さも影響するとされています。当院ではお子さんの歯並びや噛み合わせを継続してみさせていただき、親御さんへ食生活や日常生活に関するアドバイスを行っています。矯正は早めにスタートしたほうが効果は出やすいので、予防と合わせてぜひ小さいうちから定期的に歯科医院へご来院ください。

昔と比べて改善された矯正治療

矯正というと、以前はある程度歯が生え揃ってから、便宜的に歯を抜いてスペースを作ってから行っていました。しかし現在では、顎が成長段階にある時期（乳歯が生え揃ってから永久歯に生え変わる時期）に顎を広げる矯正装置をつけ、歯を抜かずに矯正をする方法が一般的になっています。この方法だと健康な歯を抜かなくても済むので、お子さんの負担も少なくなります。